薪ストーブTOPON(メーカー:スームルーム soomloom)は改造なしでは、どんなに工夫して使っても本体自体が小型すぎてガラス面へのすす汚れを防ぐのは困難です。
下記はガラス面の半分近くが、煤(すす)で真っ黒になり汚れて見えなくなっています。
そこで簡単にできるTOPONの改造(DIY)をやってみることにしました(結果は良好)。
・100円ショツプで数百円の予算でDIY。
・扉を閉めても、ガラス上面から吸気されるので改造前より燃える。
こちらの記事で行った対策は、扉を閉めた状態で効果が最大。煙突を追加する更に効果的。
TOPONのガラスのすす汚れ対策(予防)
soomloomの薪ストーブTOPONは、格安で超小型の薪ストーブなので、できるだけ簡単にすませるために、いろいろ調べました。
その結果、もっともすす予防の効果が高そうな対策を、家庭用の本格的な薪ストーブの、下記の動画が参考(ヒント)になりました。
考え方は簡単です。
ガラスの上から空気を取り込めば良い!
TOPONの空気取り入れ口が小さいので、扉を閉めると不完全燃焼になり、ガラス面がすす汚れになる原因になっています。つまりそこを解消できれば対策できるわけです。
TOPONの改造方法
toponの耐熱ガラスは、下記のようにネジで固定されているので、これを利用して改造します。六角レンチ(100円ショップ)でネジを緩めます。
必要なものは、100円ショップのダイソーなどで購入できます。
- 0.9mmと0.5mm前後のステンレス線をダイソーで購入。
0.5mmの方はガラス下面に入れて。カタカタ音がなるのを防止する線です。 - 六角レンチをダイソーでに購入(買ってから気づいたけど家にあった)。
- ペンチを準備(家にあった)。
- ガラス面を真上に安定した場所に静かに置く。
- ガラスを割らないように慎重に外す(ネジ等がなくならないようにする)。
- ステンレス線をカットして曲げる。怪我しやすいので注意してください。
- ネジにステンレス線を取り付け。ガラスにすき間を作るため。
- ネジを差し込み、M3のナットをはめすき間を作る。ガラス面を戻し落ちない程度にネジを仮止め。
- 厚紙や薄い段ボールなどを挟み、ネジを慎重にしめる。下面のネジもガラスが割れないように慎重に。
- ネジが閉め終わったら、厚紙を外して完成。
ナットですき間を作っている。下記の写真はtoponのガラス面を真上から見た様子。
これでガラスの上面に空気の取り入れ口が完成です。すき間は3.5mm前後。
煙突の長さ等によっても効果が変わるので、ガラス面の隙間はステンレス線の太さでも変えられます。
写真ではわかりにくいと思いますが、実際に工作するとわかります。ステンレス線がないと、いくらナットで隙間を作っても空気を吸いません。
ただし隙間をもっと大きくしたいと思って、ステンレス線を太くするとネジの長さが足りなくなります。その場合は、ホームセンターで同じ種類のネジ(M3)で必要に応じた長さのステンレス製のものを購入してください。
どれを買えばいいのか分からないときは、いまあるネジとナットを持参して、「このネジより5mmくらい長いのが欲しい」と、店員さんに相談すると良いと思います。
まとめ:薪ストーブTOPONのガラスのすす汚れ対策
私にもできる簡単な、TOPONのガラスのすす汚れ対策をやってみました。
効果を最大限にするためには、
- 乾燥した薪を使う。
- 不完全燃焼に注意して、あまりたくさんの薪を入れない。
- オガライトは避ける。ススがガラス上面につきます。
- 煙突や扉をふさいでもガラス面に隙間があるため、なかなか消火できません。しかも煙臭い。すぐに消火したい場合には中の薪を取り出し、煙突とガラス上面をふさぐ必要があります。
などの注意が大切です。本体への改造なしでの対策として、こちらの記事も役立つと思います。