キャンピングカーに家庭用エアコンは必須!
購入してから「やっぱり暑い」ということで、エアコンを後付けしようという方も多いようです。ただ後からつける場合は、お値段は高くなる傾向に。
そこでお安いタイプのエアコンをつけると、故障率が高かったりして(棒ビルダーさんに聞いた)修理に。そもそもポータブルエアコンの性能が低くて、買いなおししている方もYouTubeで見受けられました。
また最新モデルのキャンピングカー以外は、そもそも鉛バッテリーなのでエアコンは数時間しか使えません。
エアコンを長時間稼働したい方は、電源サイトや信頼性の高いタイプ、現時点ではリン酸鉄リチウムイオンバッテリーなど安全性が高いタイプの選定は必要かもしれません。
エアコンを後付けするなら家庭用
エアコンは性能の高い家庭用のエアコンは必須。とくに断熱性能に不安があるキャンピングカーの場合は、性能が期待どおりの家庭用が安心。安いタイプをつけて涼しくないと、また別のと交換になりお値段は高くなるかも。
YouTube『クーピーチャンネルCoupy Channel 』さんのこちらの動画が参考になります。
せめてクールスターなど、大手キャンピングカービルダー(メーカー)さんが採用しているタイプを。ちなみにクールスターを製造している工場(メーカー)が、別の名前で似たエアコンを販売していますので、そちらを採用されているビルダーさんも。
いずれにしてもキャンピングカーへの取り付け工賃も含めると安い買い物ではないので、信頼できるエアコン選びは重要だと思います。
北海道や避暑地も暑いかも
「夏は北海道に行くから必要なし!」というい方もいらっやるかもしれませんが、エアコンが必要になりつつあります。
YouTube『ガタガタGOGO【キャンピングカーライフ】』さんは、2020年当時はエアコンは必要なし。ファンを回せば車内は十分に冷えると言われていた方。
ところが2022年には・・・51秒付近から~
旅先にもよりますし、『日本の』温暖化の影響もあり暑い日が増えた気がします。実際、地域によってはかなり熱くなっているのが、気象庁のデータでも分かります。
北海道苫小牧の2021年の7~8月の最高気温は33.3~33.8度の日もあります。
出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=21&block_no=47424&year=2021&month=&day=&view=a2)
北海道苫小牧の1970年の7~8月の最高気温は 25.7~26.0度。
出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=21&block_no=47424&year=1970&month=&day=&view=a2)
1969~1971年の3年間も確認しましたが、気温は低めでした。やはり昔と違い北海道も暑い日が増加しているようです。
もし避暑地に行かれる場合も、気象庁の近年の気温と最新の天気予報をチェックされた方が良いでしょう。「まさかあの場所がそんなに暑いなんて・・・」とならないように。
ちなみに天気予報等の気温は、あくまでも日陰での温度。
普通の車の車内で、ペットを飼われているなら恐ろしいことに。さすがに断熱性能の高いキャンピングカーであれば、ある程度は温度の上昇は抑えられますが、それでも適温には遠く及ばないでしょう。
も27度以上になると、断熱性能の高い一般の家でも熱帯夜と言われて寝苦しい気温になります。旅先の車中泊で、修業の夜になるかもしれません。エアコン、いまどきは必須だと思います。キャンプ場で予想外の酷暑日でも、エアコンが効いた車内に逃げ込めるのは良い!
駐車中も快適な車内
道の駅やサービスエリアでは、エンジンをかけたままはマナー違反と言われています(トラックや冷凍車等を除く)。
とはいえ熱中症になりそうな危険な暑さでは、なかなか厳しいものがあります。また一人旅で、車内にペットが待っている場合なども大変。
そんなときも最新の大容量(リン酸鉄)リチウムイオンで動く、エアコン搭載のキャンピングカーなら安心。(エンストよりはかなり低いと思いますが、まれにバッテリー電気設備関連で停止する可能性はあると思われます)。
涼しいサービスエリアから車内に戻ってきても「涼しい~」環境は最高です!
エアコンを長く動かすポイントは、駐車する前に十分に車載用のエアコンで冷やしておくことです。
YouTube『かずねぇと犬達のキャンピングカー旅』さんの下記の動画は、そのあたりを考えられて運用されています。
あらかじめ車内を冷やしておくのがポイント。
エアコンの後付け費用
YouTube『NMO氏の車上生活とVlog ※不定期更新』さん、レクビィさんのイゾラにクールスターを後付けされました(現在は、公式にオプションで用意されています)。1ヶ月の工期がかかったそうです。費用はこちら。
後付けは高くなりますね。設置位置にある棚などの撤去や、配管や電源の工事等、ただ当時はレクビィさんにエアコンモデルがなかったので、苦肉の策で改造されたわけで。
なんらかの問題があってもメーカー保証も受けられなくなるので、予算は何とかしてでも新車購入時に設置してもらうのが、結果的にお安いのだと思います。ポータブルエアコンは、エアコンが家庭用ほど効かないので最初から良いものを付けた方がお安くなりそう。
まとめ:キャンピングカーにエアコンを後付けする
最近はキャンピングカーに、エアコンを後付けされる業者さんも増加してきました。その場合でもすぐ注文せずに、いくつかチェックしてから信頼された方が良いと思います。
大手のキャンピングカーメーカーであれば、安全性などを考慮して後付けに関して提案されると思います。設置できるか、できない理由など。
安い海外製のエアコンは、安全性や耐久性の問題で設置されないのが普通だと思います。車内でテストや調査していないエアコンは取り付けしないのが一般的。もし最悪、それが原因でキャンピングカーが火災や爆発になれば信頼を失うからです。
それでも安いエアコンを後付けされる方は自己責任にて。私はキャンピングカーメーカーの保証が得られる、安心安全な純正エアコンが取り付けできるキャンピングカーを選定しています。いまは家庭用エアコンを設置できるキャンピングカーが主流になっています。