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キャンピングカーはなぜ故障率が乗用車よりも高いのか?対策と使い方!

キャンピングカーは故障率が極めて高いと感じています。

キャブコン

イメージ(本記事と直接の関係はありません)

改造された車+動くワンルーム

例えば普通の家具なら壊れなくても、常に振動が与えられる棚などは、金具が徐々にゆるんだりするのは予想できます。また車を停車させている環境にも大きく左右される。雪が降ると路面がガタガタになり激しく振動する車内。キャンプ場等も車はかなり振動しています。

氷点下の真冬から50度を超える車内環境の真夏まで、過酷な環境にされされる家具や電子レンジ等の家電製品。

「振動しても緩まないネジや壊れにくい家電を作れば?」

ネジを接着剤で固めても振動や寒暖差で緩みます。そもそもネジが外せなければ修理もできない。技術的にはかなり難しい。コストを度外視すれば作れる可能性はありますが。

ちなみにハードロックナットと呼ばれるような、緩みにくい超高性能なネジもあります。

サイズにも寄りますが、コストは数十倍以上になるようです・・・

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キャンピングカーは故障しやすい前提で乗る

キャンピングカーは、そもそも故障しやすい前提で乗るようにします。

ポイント

  • ドアなどキャンピングカーの主要部品は海外製

主にヨーロッパ製だと言われていますが、国産の部品はまだまだ少ないのが現状のようです。日本で開発、製造するとコストが合わなかったり、特許等の問題もあるかもしれません。もし故障した場合、海外から部品の取り寄せになることも多く、修理に時間がかかることも。

また一部の部品だけを販売されていないものもあり、すべて取り換えになることも。修理費もそれなりにかかると言われています。

YouTubeで見たキャンピングカーの不具合事例

※注 YouTube、ツイッターやブログなどで、大手のキャンピングカーほど、一般的に不具合事例は多く見つかるはずです。それは購入者さんが多いから、確率的にどうしても不具合の例も多くなるからだと推測できます。

例えば年間1万台のメーカーと年間100台のメーカーでは、同じ不良率でも事例は多くなります。そのあたりを踏まえて、動画やネット情報などの不具合事例をみてください。なお、不具合事例も多いメーカーはその修理や対処のノウハウも多く、トラブル事例の少ないメーカーよりも対応は早くできるかもしれません(故障個所にもよる)。

下記はYouTubeで見つけたキャンピングカーの不具合の事例です。

YouTube『うちの子みぃチャンネル』さんは、納車当日に高級キャブコンがいきなりの不具合。

『やまちゃんねるキャンピングカー /yama_channel』さんの不具合事例。

『VAN LIFE JAPAN リサコとダイキ』さんのケース。

まだまだ故障事例は多く見つかります。ちなみに『VAN LIFE JAPAN リサコとダイキ』の事例を見ても分かりますが、キャンピングカーを乗れば乗るほど故障は増えてしまいます。消耗品的な箇所は仕方がないと思います。

また車上生活をされている方は、FFヒーターがわずか1年ほどで故障された例もあります。使用回数や使用時間によっても故障する度合いが変わると思います。

キャンピングカーの場合、月2回程度、週末の2日、1年で50日程度の使用が想定されていると推測しています。それ以上使う場合は、それだけ故障個所や頻度は増えると思います。

YouTube『キャンピングカーライフKeny』さんは、インバーターの故障を防ぐ対策をされています。

保証期間を活用する

キャンピングカーは初期に故障するケースも多く、とくに購入してから1年が重要な期間になります。

そこで1年目に、ある程度は走行して不具合を洗い出しします。もし初期不良の場合にはここで発見できます。大抵の新車キャンピングカーは、1年程度の保証期間があるのでその期間で不具合を見つけて修理してもらえば、無償か消耗品程度の料金負担で修理してもらえます。

  1. 雨漏り。ソーラーパネルの配線を車内へ引き込み箇所の防水処理が不完全な場合など。
  2. 家具のネジが一部ゆるんで外れる。輸入品は輸送中に緩む可能性もあるかも。
  3. 壁紙や化粧板などがはがれるケース。
  4. LEDライトが点灯しなくなる。
  5. 収納棚の開閉がしづらくなる(ダンパー故障等、原因は様々)
  6. ドアや窓の網戸関連の故障。使用頻度が高いと消耗する。
  7. 車内から異音が発生するケース。家具の立て付けや家電の固定が不十分なケース。
  8. 車自体がモデルチェンジした場合、初期の半年くらいは乗用車でも不具合に要注意。リコールの可能性も。
  9. 車自体や家電などは一般的にも不具合は一定の割合であります。

保証期間内に適度にキャンピングカーを動かすと、不具合を早く見つけられるかもしれません。

納車時や納車直後の不具合も多い気がするので、あらかじめ故障しやすそうな箇所をネットで調べてチェックシートにまとめ、車の受け渡し時に自分でチェックすると良いと思います。

また車を受けとったら、半日か翌日まで販売店の近くを旅すると安心かも(翌日が販売店がお休みなら意味がないですが)。

まとめて修理

車自体の不具合などもありえるので、異常を感じたら状況を詳しく把握してビルダーさんに連絡します。もし使用に問題ない程度であれば、不具合がいくつかたまってきてから一度に修理してもらうと手間が省けます。

もちろん忘れず保証期間内に修理してもらいましょう。

私は販売店(遠方にある)に故障した場合のことを伺ったら、走行に問題がない場合で待てる場合は、例えばキャンピングカーフェアなどに行ったとき、簡単な箇所なら修理できるかもしれないので、とりあえずすぐ連絡くださいとのことでした。

基本的にキャンピングカーの故障は、こちらが持ち込む感じです。ただし事故などで走行できない場合は、JAFや保険を使いレッカー移動で運ぶことになると思います。そのあたりは乗用車と同じ。

赤ちゃんを扱うように大切に使う

誰か忘れましたがYouTubeで、「キャンピングカーは赤ちゃんのように優しく扱う」というようなことを言われていました。

キャンピングカーは燃費が悪いので軽量化している関係で頑丈には作られていないので、できるだけ優しく使うようにします。家のドアノブでもネジが緩んていくし、油切れを起こすと鍵の開閉ができづらくなるので、そういうメンテナンスも必要だと思います。

何か異常を感じたらすぐ調べたり、購入者さん向けのQ&A等があればチェック。分からなければ、販売店の方に質問するようにします。

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まとめ:キャンピングカーの故障と対策

キャンピングカーは動く家。部品点数も多く、常に劣悪な環境(寒暖差や激しい振動)に置かれているので、乗用車と比べると故障が多くなります。

  • 納車してから1年以内に故障しやすい箇所を洗い出し、保証期間内に修理してもらう。
  • 販売者さんと連携を深める。
  • 販売サイトに購入者さん向けのQ&Aや書き込みサービスがあれば活用する。
  • 赤ちゃんのように大切に使う。
  • 納車日や翌日は販売店の近くを旅する。← 日程に余裕があり可能であれば。
  • 故障個所や症状は、できるだけ簡潔にまとめて伝える。

購入前から『故障個所は10点くらいはでてくる前提で覚悟しておく』のが、冷静に判断できると思います。どうしても故障すると冷静な判断ができず、怒りが先行しがち。実は自分の取り扱いの問題だったり、ビルダーさんの問題ではない場合もあります。

病気と同じで初期症状を正確に使えないと、その後の適切な修理が遅れる可能性も。

私の場合、ビルダーさんまで遠いので旅にいくつもりで出かけようと考えています。ちなみに乗用車で初期に3箇所も故障が見つかったことがあります。あたりが悪いとそんな感じですね^^;

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