Puppy210を見たとき、「うちの車庫にも入る!」と思いました。さらにポップアップを見たら・・・
さすがレイアウト・空間の魔術師、キャンパー厚木さん!(勝手に私が名付けただけす)。
車高の高さは209cm。絶妙なポップアップ(後述)。
これなら都会の人もキャブコンを所有できるサイズ感が凄い。私は田舎に住んでいますが、雨や霜が嫌で車庫に駐車しています。でも一般的なキャブコンは車高が高いので車庫の天井にあたって停められません。
もし停めるなら車庫の高さをかさ上げするしかないのですが、かなりな大工事になりそう。余分な予算がかかってしまう。でもPuppy210なら余裕。
バンコンにせずカムロードベースにポップアップを搭載して、見事に駐車場問題を解決したのが素晴らしい。
Puppy210は狭い日本にぴったりな1台
駐車場問題を解決したPuppy 210。それはつまり狭い道路事情の日本にぴったりなキャンピングカーということ。
広く魅せるレイアウト
キャンパー厚木さんのPuppyシリーズの車内レイアウトは、174cmという車幅を感じさせない広い空間を感じさせるのが素晴らしい。
一人分の常設ベッド(ソファー)を用意しつつ、対面(対座)シートに大型のアクリル二重窓で広さを表現。
室内高はポップアップルーフでカバー
車高を低く抑えると室内高が低くなってしまうので、その問題をポップアップルーフでカバーしてくれるところ。
しかもポップアップルーフの向きが絶妙。通路側がすべて高くなる向きなのが素晴らしい。対面シートのところは、一般のキャブコンでも頭上に収納棚がある場所なので問題なし。
レイアウトのマジシャン、キャンパー厚木さん!
しかも車内にハンモックベッドって。どれだけ発想力が豊かなんだと驚きでした。
風の影響は受けるでしょうけど、テントよりも強度はありそうなので、台風並みの強風でもない限りは大丈夫でしょう。まあそんな風なら、そもそも運転自体もあぶない。
ハンモックベッド
車内にハンモックベッド!
楽しすぎる。自分が子供だったら、親より先に真っ先に上りたい。また荷物置き場にもなるので、使い方によってはかなり空間を有効に活用できそうです。
また強度も問題なさそうですが、購入を検討されている方はキャンピングカーフェア(ショウ)ではなく、店舗に予約を入れて実車を見られた方が良いと思います。
キャンパー厚木さんの車へのこだわり
細かなことを改善し続ける姿勢に交換。
傘立て1つでも分かります。あるようで傘立てがないキャンピングカーは山ほどあります。雨の日、傘の置き場に困るのは乗用車も同じですが、それを解決してくださってるだけも嬉しい。
私はリチウムイオンバッテリーを純正で搭載している車を探していますが、Puppyシリーズは晴天という前提はありますが、鉛バッテリーなのに大出力のソーラーパネルを搭載できるので、日中は家庭用エアコンを動かせるのは素晴らしいと思います。
キャンパー厚木さんはいつでもリチウムイオンバッテリーを搭載する車はつくれるハズですが、安全性とのバランスを考えてまだ採用されていないのだと思います。それで使いたい方向けには、大容量のポータブル電源を車内で接続してサブバッテリーとして使えるオプションも用意されています。
ユーザーの方の要望で、これからも進化が期待できそうなPuppyシリーズ。要望をだせば意外と早く実現してくれそうなビルダーさんだと思います。
おすすめ動画
YouTubeで紹介されている動画でおすすめなのが次の2つ。
車中泊やキャンピングカー系の『クーピーチャンネルCoupy Channel』さんの下記の動画は必見!
『【TBTV】たかぼぉのひとりごとTV』さんの下記の動画もチェックしてみてください。
まとめ:Puppy210
Puppy210はポップアップルーフをカムロードベース車に設置することで、高さを抑えて立体駐車場などに駐車できるキャブコン。
軽量化できることもメリット。燃費や登坂車線のあるような上り坂なども有利に。良いことづくめですが、ポップアップしないと車内で立てないのと、収納棚が少ないデメリットもあります。
収納に関しては荷物を厳選することで、すっきりした車内になるのでそれはそれでありだと思います。キャンプでも交通機関を前提にコンパクト化、小型軽量化が進んでいるので、そういったアイテム(ギア)を活用すると便利。
いままで大きなキャブコンは駐車場の問題であきらめていた方や、バンコンに魅力を感じていなかったキャブコン好きな方向けの選択肢が増えたことが嬉しい。さすがキャンパー厚木さんという感じ。