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ペグの長さと選び方!タープやテント、風の強さでおすすめが変わる!

ペグの種類

初めてキャンプをしたとき、ペグが地面にささらず設営に苦労しました。小石まじりのところだったので、ペグ(付属のアルミ)は曲がるし結果的に設営の時間もかかる。

そこでペグの長さやおすすめ、タープやテント、状況に応じた選び方をまとめました。

風の強さによって、おすすめするペグが変わります。

テントとタープ

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ペグの長さと選び方

ペグの長さや種類は、次の条件によって異なります。

  1. テントやタープの大きさ。
  2. 地面の硬さ。
  3. 風の強さ。

そこで、おおよその目安を下記にまとめました。

ペグのおすすめの長さの目安

※注 地面が硬い場合を想定。やわらかい場合には下記の長さより5~10cm長いペグを使います。

  • タープは、30cmの長さのペグがおすすめ。タープで風が強い場合には40cmまたは、30cmのペグをクロスに打つおすすめのやり方があります(後述)。
  • 1~2人用のテントで高さが低い場合は、ペグは20cmでOK。背が2mを超える背が高く四角い形のテントなどは、風の抵抗が大きいので30cm。

「それなら30cmか40cmで統一すれば良いのでは?」という考え方も間違っていません。大は小を兼ねるといいますが、ペグも当てはまります。

ペグの打ち方

ただし、地面の固いところでは、長いペグを打つのに時間がかかります。20cmのペグならさくっと打てます。10cmの差はやってみると意外と大きい。予報で風も数日は弱くソロ用のテントで地面も硬いのに、40cmのペグを打つのは効率が悪い。

キャンプ地の地面の固さや当日の風の状況が読めないことが多いので、私の場合には20cmと30cmのペグを両方とも用意して、状況に合わせてクロス打ちでやれば何とかなります。

手間よりも安全重視であれば、迷わず30cmを使います。

ペグの種類

ペグには材質や形状などによって、さまざまな種類があります。材質面は主に次のタイプが主流です。

  1. 鉄やステンレス 太ければ強度が強い。重いけど安い。おすすめ。
  2. チタン ← 軽量で大人気!ただし高価。硬い地面で威力を発揮。おすすめ。
  3. アルミ製← 軽量だけど強度が低いものが多い。柔らかい地面専用。
  4. プラスチック製← 軽量だけど強度はない。柔らかい地面専用。

予算を押さえたいなら、太い鉄製のペグをおすすめ。
予算があれば、軽量で強度が高いチタンペグをおすすめ。

元から付属しているプラスチックのペグや、アルミの細いペグは硬い地面だと曲がってしまったり、打ち込んでいる途中に折れることも。

プレスチックのペグ

そこで予算に余裕があればチタンペグ、鍛造ペグ。コストを抑えるなら安い鉄製で太さが8~10mmくらいのペグを選びます。テントやタープに付属しているものよりも、一般的には強度があります。

鉄製のペグ

用途に合わせて使い分けます。私はタープは30cmの10mmくらいの太いペグ。テントは20cmの太い鉄製のペグを主に使います。

こちらの『杉田アウトドアch / sugita outdoor channel』さんの動画『【初心者向け】「ペグ」と「ハンマー」はキャンプ用じゃなければいけないのか? (基本的な使い分けのポイントを解説)』は参考になります。

鍛造ペグと溶接のペグ

鍛造(たんぞう)ペグが人気です。(鋳造 ちゅうぞう ではない)。

鍛造ペグは高価ですが、実用上は溶接のペグで十分。かっこよさ、ブランド重視の方は、有名どころの好きなペグを選べば良いと思います。

私の場合は、溶接のペグで十分。そもそも土の中に埋めてほとんど見えなくなるので、お安くて丈夫そうなペグを選んでいます。

といいつつ、いまはチタンペグも使っています。今後は軽量化を考えて、徐々にチタンに置き換えていく予定ですが、チタンは細いので風が強そうなときは太い鉄製のペグは使い続けると思います。

砂浜のような柔らかな地面のペグ

一方、砂浜やまるで畑のように土がやわらかく、ペグが手や足で軽く踏んだだけで入っていくような地面がやわらかいところでは、プラスチックの長めのペグ(代用品)が有効です。

砂浜で使える格安ペグの参考動画がこちら。

↓  ↓  ↓  ↓

ペグは地面と同化して見づらく紛失しやすいので、目立ちやすいように、蛍光(夜光)ロープなどがついているものを選びます。もしついていなければ、自分で後からつけましょう。

風が強いときはペグのクロス打ち方

ペグのクロス打ちという方法を使えば、キャンプで急に風が強くなったときに使える方法です。

ペグの向きなどは、いくつかあります。密着して寄り添うような打ち方がこちら。

↓  ↓  ↓  ↓

ペグのクロス打ちその1

少し話して打つやり方。ペグの間隔を20~30cmくらい離す人も。法律や規約などで決められているわけではないので、より抜けにくい方法をそれぞれおが工夫している感じです。

ペグのクロス打ちその2

これらのペグをクロスさせる方法であれば、ある程度の風に対処することができます。そのためにも余分にペグは用意しましょう。ちなみに打ち方に決まりはないので、抜けにくい方法を考えたら試してみましょう。でもペグを3本にしたりは大変かも。

「もっと風が強いときはどうするのか?」

恐怖を感じるような強風のときは、素直にテントやタープは片づけて車中泊にします。もし風でテントが飛んだり、ペグが飛んだりして隣の人や車に衝突したら大変な事故になる可能性も。

こちらはYouTubeの『ますたぁるぅチャンネル』さんが、『【ファミリーキャンプ】【ふもとっぱら】強風のためテントが倒壊しました(泣)』という貴重な映像を公開されていて今後の参考になります。

私も経験がありますが、風が強いと恐怖を感じます。風が強くなってからの撤収は危険と隣り合わせ。そのままか、テントをたたむか難しい判断です。

ふもとっぱら等の山や海辺では、予報では風速1m/sという微風だったとしても1時間後には予報にはない10m/sや真夜中に20m/sという台風並みの風になることも。

テントやタープのペグは30cm以上の長めのものを使った方が安全です。20~25cmであればクロス打ちに。あそこは予報はあてになりません。寝ている間に急変する場合は怖い。予報は常にチェックです。危険な状態になる前に車中泊に切り替える必要もあるかもしれません。その場合には飛びやすい荷物は要注意。

仮にペグが抜けなくても、ロープが切れたりテントやタープが破れて破損する可能性も。強風注意報が出ていなくても、とても残念ですが現地で風が強くなりそうだったら片づけます。定期的に天気予報のチェックは欠かせません。

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ペグのサイズまとめ

ペグの長さは適切に。長いほど風に強くなりますが、サイズが長くなるほど打つのが大変。目安はこちら。

私は鉄製(溶接)の30cmと20cm、チタン30cmをテントやタープに使い、風防やリフレクター(反射板)は、テントなどについていたアルミペグを使っています。

  • タープはペグの長さは30cm以上を基本に。
  • ペグは細いものより、太めの方を選ぶ。
  • プラスチック製は基本、避ける。ただし砂浜などの場合には併用する。
  • テントなら20~25cm。4人以上のテントで背が高いタイプは、風がそこそこ強そうなら30cmが無難。
  • 風がと良いときは念のためクロス打ち。

迷ったら30cmを多めに用意しましょう。風が強い場合にクロス打ちで対処するためペグは多めに持っていくと安心。

鍛造、溶接のペグ、チタンなどは、状況に応じてお好きなものを。私は車で横づけできるキャンプ場が大半なので、20cmと30cmの2種類を車に積んでいます。

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