『カッコイイ!』初めてきたときの感想です。テンマクデザインのサーカスTCの魅力は、何といってもシンプルな5角錐の形状とサイズ感。
またテンマクデザインの売れ筋シリーズなので、改良が重ねられオプションも開発されている安心感。
サーカスTC+より大きなMID+とBIG+、DX+がついたタイプがあります。+がついたモデルは、ファスナーがトリプルになりファスナーが若干変わりましたが、一般的な使用に関しての違いはありません。
初期不良等を考慮して、テンマクデザインWILD-1 オンラインストア(公式)にて購入。テンマクデザイン正規取扱店以外で購入されると保証対象外。修理費用がお高くなる可能性もあるのでご注意を。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)とは、栃木県でかなり有名な株式会社カンセキさんのアウトドア用品専門店 WILD-1 オリジナルブランドの名称。
サーカスTCの魅力8選
- 設営しやすい。
- 風に強い。
- テント内で立てる。
- TC素材で1年中使える・・・ハズ。
- 1~2人で良い感じのサイズ感。
- スカートがついている。
- コスパが良い。
- テンマクデザインのブランド力
設営しやすい
サーカスTCの魅力は何といっても設営が簡単なこと。ワンポール(ティピーテント)は構造が簡単なのでウリ。
設営の主な手順は簡単。
- 底面の5か所をガイドに沿ってペグダウン。
- ガイロープで5ヶ所を仮止め。
- ポールを1本立ち上げ、ガイロープを調整。
シンプルな5角錐なので設営が早い。ペグの数も少なくポールもたったの1本。これこそがサーカスTCの最大の魅力!
しかもスッキリしたフォルムが素敵です!
風に強い
TC素材で生地に重さもあるため、設営時に風にとばされにくいので設営しやすい。テント本体をペグダウンしてから、ポールを立ち上げて設営する方式なので設営時に飛びにくい。
自立式タイプのテントだと、みなさんペグダウンせずに立ち上げますが、YouTubeでよく風で浮き上がったり飛ばされる映像をみかけます。
YouTube『徒歩キャンプ *てくてくマヤ』さんの注意喚起された動画を見ると分かります。
その点、サーカスTCは、ペグダウンしないとそもそも立ち上げできないので、初心者の方でも風が強い日でも飛ばされにくいメリットがあります(飛ばされないわけではない。詳細後述)。
五角錐なので、風を受ける面積が小さくふもとっぱらのような、急な強風時にもしっかり設営してさえいれば、倒壊することがほぼないのがサーカスTC。
サーカスTC MIDやBIGより小型なので風に有利。
2ルームテントなどと違い突風等でも、設営時にポールが折れたりすることもありません。風速10m/sを超えるような台風並みの状況になりそうなら、さすがに危険なので撤収してくださいね。キャンプ自体が危険です。
風に強いだけで万能ではない
とはいえサーカスTCもそれなりのサイズ感。私の好きな流線型のアメニティドームと比較すれば風には弱い。
YouTube『あずきDX』さん、新幕でいきなりポール折れるハプニング。7分11秒~の映像を見ると、2ループは強風には弱い印象。
複数人で設営しつつ、先にペグとロープで少しずつ固定していけばまだ防げたかもしれませんが、新幕ということもあり一人での設営に慣れていなかったのもあり、急な突風にテントが負けた感じ。私もおそらく同じ状況だったら防げる自信がありません。不運・・・防げないこともあるのが自然の中のキャンプですね。
もしサーカスTCだったら、あれくらいの風でも問題なく設営できたと思います。ただし、しっかりペグダウンしていないと、風に煽られてペグが抜けたりするので油断はできませんが。
ヒヌマフウフさんの下記の動画、10分~まだペグを軽く打った状態の仮設営時、強風で倒れました。
サーカスTC MIDと少し大きいのも影響したのか、地盤が少し緩かったのかペグもまだ奥まで打ち込まれていない段階だったので、ペグが浮いて抜けてポールが倒れて倒壊したみたいです。
完全に設営が完了する前は、サーカスTCでも要注意ですね。
テントは、サイズが大きくなるほど風の受ける面積が大きくなります。ポールが太くても生地の強度がそのままなら、一般的には風には弱るなる傾向にあります。
それでも飛ばされそうな時。
もちろん風に強いと言ってもしっかりペグを打ち、ガイロープもあらかじめ仮止めくらいはしておくのが安心だと思います。2回目以降の設営のために、ガイロープに印をつけておくと次回からさらに早く設営できます。
サーカスTCも5角錐の1面の面積もそれなりに大きいので、まともに正面から強風が当たれば危険です。危険だと判断したら、すぐ撤収が大事ですね。風が強くなってきたと感じたら、周りのキャンパーさんの動向も見ていると、早めに対応できるかもしれません。私は風が怖いのですぐ車中泊に切り替えます。
強風時には、ワンポールよりサーカストリポットが有利です。
テント内で立てる
サーカスTCは立って移動できるのが良い。テント内でも着替えも楽にできるのがありがたい。腰痛気味なので中腰のテントは、できれば使いたくはありません。
もちろんテントが高くなるほど風の影響を受けやすくなりますが、5角錐なので影響はかなり抑えられると思います。
どうしても風が強いと分かっているときは、風に強くコスパが良かったスノーピーク (Snow Peak)アメニティドーム mを選びました。
TC素材で1年中使える
TC素材で影がポリエステルよりは濃いので、入り口を立ち上げたりすれば、風も通りますし影も作れます。
『ひとりクローズ』さんの下記の動画のアレンジは、サーカスTC DXみたいな感じにできる方法なので必見!
3分27秒~解説。
さすがに真夏に密閉すると熱中症で倒れるので、インナーテントを使い入り口を開けて換気しないと危険ですね。
私の場合、避暑地や高原などのキャンプ場か、気温を見て暑い日はキャンプをあきらめます。エアコンに慣れた体なので。
1~2人用にぴったり
私の場合、冬は薪ストーブと石油ファンヒーター(強風時は危険なので、薪ストーブを使わず)を入れて2人で使っていますが、薪ストーブでお鍋を作り寝るだけなら十分なスペースがあります。
とくにソロなら十分な広さがあります。
2人で荷物多めの場合には、サーカスTC DX MID+
スカートがついている
換気がばっちりなスカートで、安全なテントです!
ごめんなさい。最初に謝罪します。サーカスTCのスカートはただの泥除けです。
さて、本題。
サーカスTCには、スカートがついています。一般的にテントにスカートが付いていると、真冬の冷気を遮断してくれるので、テント内の温度が保たれるメリットが期待できますが、サーカスTCの場合は、一般的なスカートの機能と意味合いがかなり異なるので注意が必要です。
スカート部分ですがスカートは浮くように設計しております。テント本体部分は地面に着きません。
■スカート(泥除け)について
スカートの本来の目的は雨の日に、「雨の跳ね返り」 がテントの中に入らないようにするための物 ...
テント内で一酸化炭素や人間の吐く息で二酸化炭素中毒にならないために、わざと冷気が入る設計なんですよということです(テント内は火気厳禁)ということらしい。
スカートを荷物で抑えてふさいではいけません。換気のためです。だからサーカスTCは換気はばっちり。
テント内は火気厳禁なので、真冬はテント内はめっちゃ寒いです。安全第一なので、温かさを求めるなら冬は、サーカスシリーズはおすすめできません。
ちちのチャンネルは、なぜ『サーカスTC改造 ポールカット&伸縮化』という動画を作られたのでしょう。
「・・・・・・」
一応、換気が良いので安全なテントとして魅力に加えました・・・が、大人の事情でこれ以上は書きませんが、みなさん真冬でも汗をかくほど暖かく過ごされていますよ。そりゃもう・・・ね(笑)
コスパが良い
初期のころは32,780円(税込み)だったそうですが、私が購入したころには34,980円(税込み)です。
現在はサーカスTC+となり38,280円(税込み)
32,780円 → 34,980円 → 38,280円
コスパがどんどん悪くなっていますね。ただし、サーカストリポットとのセット販売が限定で販売されています。
【復刻記念 数量限定お買い得セット】 tent-Mark DESIGNS サーカスTC+ トリポットスペシャルセット 43,780円(税込み)
サーカストリポットが16,500円(税込み)
43,780円ー16,500円=27,280(税込み)
実質値下げ!
もしサーカストリポットを検討されているなら、かなりコスパが良いと思います。サーカスTCシリーズは、公式の『WILD-1 オンラインストア』が初期不良に対応してもらえるので安心で、価格もお値打ち。
なおユーザーからは軽量化のために、アルミポールを期待する声もありますが値段が大幅に上がりそうなので、コスパを考えると私は今のままでもいいかな。
テンマクデザインのブランド力
Amazonの公式の『WILD-1 オンラインストア』を見ると分かりますが、しっかりと連絡先が記載されています。テンマクデザインのブランド力は、品質が一定水準以上を期待できます。
さすが日本国内メーカーです。どの国のメーカーかもわからない格安ブランドと違い、テンマクデザインの商品を販売される実店舗が国内に24店舗(2023年4月現在)あるので安心感が違います。
もしも万が一、初期不良や破れていた時など、修理依頼もできるので助かります。交換対応等も日本語で依頼できるもの助かります。
サーカスTCのデメリット?
MIDやBIGあるいはDXと比べればスペースは小さくなるので、レイアウトの制限はでてきてしまいます。1人なら十分な広さだと思います。2人で使うには、少し狭いと感じる方もいらっしゃるようです。私はちょうどいいサイズだと思います。この辺りは使い方もあるので、人それぞれという気がします。
またワンポールの弱点は、サーカストリポットを使うと中心部分も使えます。多少重くても広く使いたい方は、サーカスMID+が良いかもしれません。3人だとMID+よりBIG+が良いかも。
TCの耐水性
TC(ポリコットン)は耐水性では、ポリエステル素材には劣ります。
TC素材は雨がふるとコットン部分が膨らみ目が詰まって防水機能をはたします。急な土砂降りですとコットンが膨らむ速度が間に合わず霧のような状態が室内に出る場合がございます。
コットンが膨らめば収まりますのでご安心ください。tent-Mark DESIGNSの公式 FAQ
どしゃぶりの雨が長時間、継続して降り続けると雨漏りし始めると思います。その場合にはポリエステルのタープを張るか、最初からポリエステルのサーカスST+などを張る方が良いと思います。私の場合は、あとで干すのがめんどうなので車中泊に切り替えます。
まとめ:サーカスTCの魅力8選
- 設営しやすい。
- 風に強い。
- テント内で立てる。
- TC素材で1年中使える。
- 1~2人で良い感じのサイズ感。
- スカートがついている。
- コスパが良い。
- テンマクデザインのブランド力。
近年、ワンポール(ティピー)テントが続々発売されていますが、いまもサーカスTCシリーズは良いテントだと思います。
とにかく一人でも設営しやすいのが、最大のメリットだと思います。
気になるのはポールの長さ。テンマクデザイン様と実際に使うユーザーとの間で見解の相違がありそうですが、できれば10cmくらいで良いので伸縮できればすべて解決すると思います。
あとあの五角錐のフォルムがかっこいい!