タープを使うと、キャンピングカーのサイドオーニングの代用になります。張り方によってはカーサイドタープの代わりにもなります。
タープを使うメリット。
- サイドオーニングのように強風で破壊されると、走行できなくなるリスクが減る。
- お値段が圧倒的に安い!
- 雨でぬれるとカビが生えるので、晴天時に乾かさないといけない。
雨が降ると使いたくないんですが、急な雨だと困る。駐車場でサイドオーニングを乾かすしかない場合、場所によってはできないことも。タープももちろん乾かす必要がありますが、室内やでもなんとか乾かせます。
ただしタープの場合、車(車種によって異なる)との接続にコツがいるところです。
タープでサイドオーニングの代用
タープをサイドオーニングやカーサイドタープのように使うのに問題になるのが、車とタープの接続の問題です。ここが難しいと感じるところ。
車種によっても取り付けられる方法が異なるのも難点。そこでいくつかの方法をまとめました。
車への連結方法
カーサイドタープやタープを、車に安定して連結させるのが重要です。車への接続はいくつかの方法があります。
- 吸盤(傷が付きにくい)。様々なタイプがあるが、高温や低温時に吸着力が低下することも。吸着力はピンキリ。
- 磁石(強力な磁石は車が傷つくことも)。磁力はピンキリ。形状はさまざま。下記はその一例。
- 雨どい、ルーフレールにルーフキャリア、ベースキャリアなどに金具で固定。
- ポールを使う。
- テントを使う。カーサイドタープやテントの入り口を車に向けて合体させる方法。
吸盤と磁石の方式は、強い風が吹くと外れやすい欠点がありますが最もお手軽。
固定金具で取り付けると、風にはかなり強くなります。欠点は車にがっちり連結されるので、タープが強風で破れたり、場合によっては車の一部が壊れる可能性があります。いずれにしても強風時はテントと同じで危険なので早め早めに撤収するのが安全。タープならすぐ片付けられるのがメリット。
上記の挙げた方法だけではなく、本格的なサイドオーニング等でも、強風時には危険ですので早めに撤収して被害を出さないように注意すします。
YouTube『Small base camp』さん、1分2秒~で車に金具でタープを固定。ポールを使いカーサイドタープに。
金具 >> キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント・タープ部品 カージョイント
金具で車に固定するのが、一番安定したやり方だと思います。VOXYやステップワゴン等は、ルーフキャリア(INNO キャリア)などを装着して、それを利用してタープをつけると安定します。
キャリアなどは、オートバックスなどで取り付けできるところもあります。これで車とタープが連結されたので、あとはポールを立てて空間を作ります。
雨除け程度であれば、ポールを使わず直接、地面にペグダウンする方法もあります。
下記は完全にフルクローズの完成形から、後部をオープンにした状態にされています。
なぜ後ろを開放しているのか?(6分31秒~)
視聴者さんが見やすいように、カメラで撮影されるためです。
タープを自立させる方法
必要な物はこちら。
- タープ’(枚数は必要に応じて)軍幕シートなどもOK。
- ポール 2〜4本 32mmで高さが自由に変えられるタイプ。
- ペグ 6〜8本
- ガイロープ 3~4mm 必要本数。 100均のロープ(丈夫な方のロープ)でもOK。
- ポール固定金具。車がなくてもタープを自立させられます。
詳細 >> タープポール固定器 ホルダー
車にタープを固定できるのであれば、車にタープの片側を固定してポールの位置を決めてポール固定金具でペグダウン。
一面ずつ固定していきます。ロープの固定用に先にペグを打ってください。
※注 風が強いときは、危険ですので撤収してください。
まとめ:タープでサイドオーニング【カーサイドタープ】の代用
サイドオーニングは雨の日や強風のとき、後で困ることが多いですが、晴れて風がない場合には、とても便利で使い勝手は良い。なんといっても、すぐに使えるメリットも。
タープで代用する場合には設営に手間がかかりますが、急な雨でも帰宅後のメンテナンスは楽。強風で壊れたとしても車が走行不能になる可能性は低く(接続方法にもよる)、何と言っても安い。
私の場合、なぜかキャンプすると予報にない雨が降ったり、強風でサイドオーニングをほとんど使える日がなかったので、今度はタープで代用しようと思います。
なお某キャンピングカービルダー(メーカー)に問い合わせたところ、車の天井付近の側面にタープをひっかける金具を付けられるとのこと。それならタープを固定するのも楽。そのビルダーさんでキャンピングカーを購入すれば、金具の取り付けはかなり金具代でOKとのこと。予算もかなり抑えられそうです。