「なぜレジストロトゥカノを選んだのか」「購入までの経緯」を簡潔にまとめます。
購入までの経緯
3年前、長年の憧れと病気をきっかけに、家族でキャンピングカー購入を決意しました。購入にあたって、下記の条件を満たすキャブコンを探したところ、レジストロアウルに出会いました。
- 乗り降りしやすいこと
- 5×2mの駐車場に収まるサイズ
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが選べる
- 家庭用エアコンを設置できる
- マルチルーム必須(トイレ設置)
- 坂道でも渋滞にならず走行できる
- ビルダーに日帰りで行ける距離
- 価格がオプション込みで1000万円以下
当時、この条件を満たしていたのはレジストロアウルだけでした。しかしベース車両のタウンエーストラックが受注停止となり、代替としてレジストロトゥカノが候補に浮上。カムロードベースで乗り降り条件は外れるものの、ウォークスルー可能でエントランスから乗り降りできる点を評価し、条件を修正しました。
結論・購入理由
レジストロトゥカノを選んだ決め手は、アウルの上位互換で車内空間が広がり理想に近かったこと。アクリル二重窓が大型化したこと。対面シートでも広く、掘りごたつのように使えるオプションも魅力でした。
コンパクトながら広い就寝スペースを確保し、価格・装備・走行性能(最軽量クラスで期待を込めて)のバランスが良好。唯一無二のデザイン性も評価ポイントでした。
さらにアウルで担当者と意思疎通ができていたこと、タウンエース受注停止後もスムーズにやり取りできたこと、納期が前倒しになりそうだったことも大きな要因です。
懸念点としては4WDが選べず迷いましたが、雪の日は出かけない方針で、晴天時は2WDで十分と判断。また燃料タンクが80Lと大容量になり、給油回数が減る点は大きなメリットでした(アウルは約300kmごとに給油が必要)。
他候補車ではPuppy480も検討しましたが、当時は鉛バッテリー仕様だったため除外。総合的に判断してトゥカノが最適と結論しました。
※3年前の注文時とは考え方が変わり、今ならシャワーも選択肢に入れると思います。ただしMYSミスティックさんには防水バン設定がなく、現在はシャワー付きRVパークやサービスエリアを中心に旅を計画。一泊二日なら自宅で入浴してから出発、二泊三日以上ならRVパークや温泉を利用予定です。
詳細レビュー
外観・サイズ感
レジストロトゥカノは、高さを別にすると意外とミニバンサイズに近い。
室内空間は広がりましたが、駐車場スペースはほぼ変わらず。ライトキャブコンや高さは別として、ミニバン並みのサイズ感で扱いやすいです。高さはあるので、さすがに立体駐車場には駐車できません。
注目はエントランスドア。軽く静かに閉まる点が印象的で、夜間でも静かに開け閉め可能です。
内装・レイアウト(収納、ベッド展開、キッチン)
収納は十分で、アウルより増加。ベッド展開は1分以内で完了。テーブルは押し下げるだけで展開可能。バンクベッドは縦2mで快適に就寝できます。キッチンは必要十分で、電子レンジや冷蔵庫も拡張され実用性が向上しました。
走行性能・燃費・運転感覚
平坦路ではミニバン感覚で運転可能。高速道路では横風に注意し80km以下推奨。燃費はミニバンの半分程度ですが、80Lタンクで500km以上走行可能です。
燃費については、また後日に記載します。車両重量(2450kg)から、おおよその推測ですが、渋滞や向かい風でなければ、一般道(法定速度)や高速道路(80km/h)で7~9km/Lだと思われます。
購入手続き・納車までの流れ
展示会の1月ほど前にミスティック双葉店で相談。展示会で最終的に決断。その後、アウルからトゥカノに変わって気になる点がでてきましたが、多くの要望は展示会のときよりブラッシュアップされ標準仕様に。またそれ以外もオプション対応で可能でした。
製作開始後は担当者から進捗メールが届き、納車1ヶ月前には必要書類が送付されます。完成後の画像はなく、当日の意披露目となります。これが納車までの簡単な流れです。車庫証明取得や残金支払いを経て納車となります。
高額な商品なのでドキドキします。ビルダーさん選びは慎重に。
メリット・デメリット
納車されて実際に感じた、レジストロトゥカノの良かった点(メリット)と懸念点(デメリット)をまとめました。
※一般的なキャブコンのデメリットも記載しています。
【メリット(良かった点・評価点)】
- 車両・走行性能: 全長・全幅はミニバンと大きく変わらず、一般的な5×2m駐車場に収まるサイズ感。バンコン並みの最軽量クラスで、タイヤや車体への負担が少ないのも魅力。燃料タンクが80Lと大容量で、給油回数が少なくて済みます。
- 居住空間・内装: 唯一無二の「山小屋風」デザイン。バンクベッドは自宅ベッド並みに広く、大人2人でも寝返りが打てる余裕があります。
- 電装・装備: リチウムイオンバッテリー(標準300Ah)と家庭用エアコンで快適。筆者はオプションで428Ahに増設しました。エントランスドアが軽く静かなのも評価点です。
【デメリット(懸念点・注意点)】
- 走行・駆動系: 4WDの設定がないため、雪道の走行には不安が残ります。また、高速道路では横風の影響を受けやすいため注意が必要です(一般的なキャブコン全般のデメリット)。
- 設備・構造: マルチルームはありますが防水パン設定がなく、シャワーは使えません。高さがあるため立体駐車場には入れません。
- メンテナンス: ビルダーが近隣でない場合(筆者の場合は片道3時間)、修理やメンテナンスの往復に時間がかかります。
総評:
レジストロトゥカノは、「ミニバン感覚で乗れるサイズ感」と「キャブコンの広い居住性」をバランス良く両立したモデルです。シャワーや4WDがない点は割り切りが必要ですが、それを補って余りある魅力があります。
まとめ
レジストロトゥカノはライトキャブコン並みの扱いやすさと広い室内空間を両立したモデルです。購入までの経緯を振り返ると、条件を柔軟に修正しながら「サイズ・装備・燃費・価格のバランス」で選んだ結果でした。今後は旅行や車中泊でその魅力をさらに検証していきます。
次回以降の記事では「燃費の実測値」「収納スペース寸法」「購入価格やオプション詳細」などをお伝えします。







20年以上前からの憧れ。展示会に通い続けていましたが、価格や住宅ローンの負担で購入できなかった。その後家族が次々と病気で他界を経験。ローンが落ち着いた頃に筆者も病気を経験し、「今が最後のチャンスかもしれない」と家族が決意。
2022年当時は人気が高まり、納期が倍くらいに延びていました。